作詞・作曲・編曲依頼契約書

楽曲提供をする時の契約書

特定のコンセプトにそって、作曲や作詞などをミュージシャンに依頼するということはよくあります。
歌手やアイドルのための楽曲を有名な作曲家や作詞家に依頼をしたり、ゲーム制作をするときにそのBGMやSEを依頼するといった場合です。

他にも学校の校歌や自治体、会社のテーマソングを作って欲しいという依頼をすることもありますので、そうした場合には「作詞・作曲・編曲依頼契約書」として個別に契約書面を作成していくことになります。

現在日本国内で発売されている楽曲のほとんどはJASRACの管轄となっていますが、個別の楽曲依頼といった部分に関しては自由に行ってよいことになっています。

ただしその場合、最終的に完成した楽曲はどのような割合で印税を割り振るかといった権利関係を定める必要がありますので、契約書にはあらかじめそのことを記載しておくとよいでしょう。

また印税だけでなく、個別に作曲・作詞・編曲を依頼する時にはその作成に関する報酬が発生します。
契約書にはいつまでにどういった形で納品してほしいかということを明確にし、予定通りのものが出来たときには契約通りの報酬支払いを履行します。

修正や改変についての条項も定めておく

楽曲制作依頼をする時に特に注意をしておきたいのが、修正が発生した場合の依頼です。
依頼をするときにはどういったコンセプトでどんなものを作ってもらいたいかということをあらかじめ指定しますが、楽曲の完成度は人によって評価が異なることから、後にクライアント側から修正が求められることがあります。

しかし著作権者には同一性保持権という改変をされない権利がありますので、修正があったとしても納品後に著作権を主張された場合には手直しをすることができなくなってしまうのです。

最も通常は修正に応じて希望に近いかたちに仕上げてから納品をする制作者がほとんどではあるのですが、力関係や納期などによりトラブルに発展してしまうこともあります。

依頼をした楽曲が思うものとイメージが違ったということで、納品を受けた側がそこで手直しをした場合にはまた著作者が曖昧になってしまいます。

ですのでそうした複数の人の手が加わってしまう可能性を、あらかじめ契約書で了承をとっておくことが「作詞・作曲・編曲依頼契約書」には必要になってきます。

納品をする時にはいつまでにどういった形で納品するかに合わせ、最終的な納品確認はそれから何日後に正式に決定されるかといったような、細かいスケジュールも決めておくとあとからトラブルになりにくいでしょう。

またリスク回避のために「下請けの禁止」や、同じ楽曲を別の用途で使用をしないことなどを記載しておくことも大切です。